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作品リスト

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かんからさんしん対象 : 全年齢 / 時間 : 78分沖縄・津堅島(つけんじま)におしよせてきた戦争という名の大波。13歳になったばかりの少年マサは、戦地へ向かう父親から家宝の三線を預かり、必死に母と妹を守ろうとする。ついに津堅島へ米軍が上陸し、洞窟にたてこもる3万もの日本兵たち。そしてマサたち十数万の民間人…。次第に食料も底を尽く中、日本兵に「全員玉砕」の命令が下る。だがその時、死んだと思ったマサのいとこユキが米軍の船から一同に制止を呼びかけた。これに応じてマサも三線を奏でる…。タイトルの“かんからさんしん”とは沖縄の人々が心のよりどころとしていた、空き缶などでできている弦楽器・三線(さんしん)のこと。
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対馬丸-さよなら沖縄-対象 : 全年齢 / 時間 : 70分昭和19年8月21日、沖縄の本土疎開学童八百余人を乗せた、老朽輸送船である対馬丸が台風の接近という中、出航。そして翌22日、船は米軍潜水艦に発見され、魚雷攻撃の末に沈没。学童の生存者はわずか五十九人。その事実に軍部はこの件に関する口外無用を厳命する。二ヶ月後には米軍の沖縄攻略作戦が本格化していった
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白旗の少女 琉子対象 : 全年齢 / 時間 : 61分太平洋戦争末期の1945年4月、沖縄本島に米軍が上陸してきて、戦火は激しくなった。幼い琉子は母と妹の千代と共に安全な南部へ避難する途中に、千代が砲弾に当り死んでしまう。また日本兵の中には食物を独占しようと避難民を虐待する者も出てきた。敵は米軍だけではなくなった。やがて母も殺されてしまう。心優しい少女の琉子も、人が変わったように生きるための方法を身につけていった。そんな時、琉子は優しい少年通信員の幸多と出会う。
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火の雨がふる対象 : 全年齢 / 時間 : 80分東京大空襲により母と弟を亡くした小学6年生の頼子は、博多にある親戚の家へ身を寄せる。戦時中とは言えまだ陽気な空気が残る街だった。ある日頼子は「空襲など怖くない」とふざける同級生の友次と信夫と喧嘩となるも、かえって友情を深めるのだった。そんな子供たちが過ごす街にも集団疎開や、祇園山笠の中止など戦争の色がだんだんと濃くなっていく。そして1945年6月19日の午後11時頃、B29爆撃機230機が静かに眠る福岡市を襲った…。
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おばけ煙突のうた対象 : 全年齢 / 時間 : 42分1944年の夏。東京の下町の時計店の息子・ガンちゃんには大きな夢があった。それは、発電所にある4本の巨大な煙突(通称・おばけ煙突)のうち、真ん中の2本にロープを張り、ターザンのように空中を渡るというものだった。しかし、戦争は次第に激しさを増し、ガンちゃんも福島へ疎開することになる…。
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ぞう列車がやってきた対象 : 全年齢 / 時間 : 80分5歳のポッポちゃんのお父さんは、名古屋の東山動物園の園長で、毎日5年生のサブちゃんと園内を回るのを楽しみにしていた。当時日本はアメリカやイギリスら列強と戦争を起こしていたが、動物園はまだまだ平和。しかし戦争が次第に激しくなり、動物園でもエサ不足が深刻になってきてしまう。それ以上に問題なのは、逃げ出すと危険な猛獣を処分せよという命令が全国の動物園に出されたことだった…。
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まっ黒なおべんとう対象 : 全年齢 / 時間 : 49分広島二中一年生の折免しげるは、昭和20年8月6日の朝、お母さんの作った大豆と麦と米のおべんとうを持って建物疎開の仕事に出かけました。そしてあの閃光を浴びたのです。しげるを探し回るお母さんは、たくさんの白骨の中にしげるの白骨を見つけます。そして胸の骨の下に、まっ黒になったおべんとうが…。